美術館へ

昨日の夏日とはうって変わって、
雨降る今日は肌寒く感じます。

先日は静岡市美術館へ。

京都の細見美術館の名品が静岡へやってきました。

好きな作品との出会いは、人生が変わるといっても過言ではないほど大きな影響を与えてくれます。

とくに伊藤若冲のエネルギッシュで躍動感溢れる作品の数々は、既成概念を打ち破り、自分の世界を貫く潔さ・生き物への慈しみを感じられます。
若冲の瞳を通せば、世界はこんな風に広がっていて、
若冲の心を通せば、絵とは静止した無音の世界ではなく、
のびやかに高らかにどこまでも広がっていく、
今にも動き出してこの先もずっと続きのある世界なのでは、と思わせてくれます。
緻密さと大胆さの隣り合わせた姿が感じられて、
おおらかで強く潔く、素晴らしいです。

若冲も琳派を代表する画家も、どれも好きですが、
なかでも気に入ったのは、掛け軸に描かれた書。

「日杲々風颯々」（ひ、こうこう、かぜ、さっさ）
なんて素敵な言葉でしょう。
美しく爽やかな光景が目の前に広がりました。

（写真は柚緑茶セット🍵）

技巧や技術の世界において、
たゆまぬ努力を続けた人の作品は、
普遍的な美が宿りますし、圧倒的です。
そういう本物を見る目をもつことが
昨今の時代において大切だと常に思います。

効率性重視の時代だからこそ、
手間暇をかけ、ときに人生をかけて
技術を磨き上げてきた人の鍛錬が宿るものを
よく見ないといけませんね＾＾


実家に行ったり色々所用もあったので、
移動や用事を考えて、
動きやすくカジュアルでラフな服装にしちゃいましたが、
美術館はやっぱり綺麗めな服装で行きたいです。
なんとなく身が引き締まる気がして😉

今回の音声ガイドは、大好きな先輩♡
尊敬してやまない、憧れの方です。

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美術館後は、駅で静岡おでん🍢を食べたり
観光気分を味わえて楽しかったです♬笑